旬を食する。

「お嫁に行った時のために覚えておきなさい」

スーパーで生筍やら生フキやら旬の食材が並び始めて、それを目にした母から言われました。

「手間はかかるけど美味しいからね」

つまり処理済みになって安い&調理しやすい状態で販売されてるものではなく、自分であく抜きして調理できるようになれと言うことでした。

まぁ、要はあく抜きなんで調理する前に茹でれば良いだけなんですがね。
25歳で旬食材のあく抜き初体験って私だけではないハズ。。。


①生筍
皮ごと売ってる筍の尖ってる部分を切り取り丸ごと40分茹でました。
ウチは新鮮な筍特有のエグみを「季節の味わい」と言ってポジティブに捉えている家なのでそのエグみが美味しいのだと何の疑いも無く信じ続けてきましたが、御家庭によっては「それがむしろ嫌いで生筍は食べない」という考えもある事に最近気付き、価値観の多様性を思い知りました。

②生フキ
スジ剥き→塩もみ→茹でる、ちょっとだけ面倒。
でも香りが確かにパック詰めより格段に強くて美味し。
けど「香りが強いから食べない」という御家庭も本当にあった、あわわ。

③苺
特に教えられたわけではないが、愛読している漫画に苺ジャムの作り方が載っていたので安売り時期突入を機に試してみた。
時間はかかっても簡単に美味しくできるが、部屋中甘ったるい匂いで一杯になるため夕飯の直前に作るのは避けた方が良いかも。休日にお昼ご飯作って2〜3時間後がベストかもしれぬ。


そういえば先日は天ぷらに初挑戦でした、いらなくて棄てる直前の服を着てジュワジュワ放り込みました。
タラの芽やフキノトウの天ぷらは最高の旬だよね〜、これは下処理殆どしなかったと思う。
苦味が嫌いな人でも揚げたて時は美味しく召し上がれるハズ。。。
薬以外の苦味は大好き、さんまのハラワタも大好き。

今度はウドを買ってキンピラを作ってみよう、あく抜きの仕方は簡単だそうだ。


正直これが出来たからと言ってお嫁に行った時に楽になるかは根本的に関係ないと思う。
でも生筍や生フキから作った煮物の良さが分からない人とは確かに結婚しても疲れるだろうな、食事の価値観は大部分で一致していたい。
今まで食べた事ない人でも自分が作ったのを食べてその良さに目覚めてくれる人だったら尚更嬉しいだろうな、その人とは割と結婚したくなるかも。